こころの健康を通して、だれもが安心して暮らせる社会をつくります。

開催概要

基本情報

第42回 日本精神科看護学術集会(岡山県) 学術集会主題「質の高い看護実践を保障する~個別性と効率性の矛盾を克服して~」

  • 日程:平成29年6月16日(金)~6月18日(日)
  • 会場:岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)〒700-0024 岡山県岡山市北区駅元町14番1号
  • 主催:一般社団法人日本精神科看護協会 一般社団法人日本精神科看護協会岡山県支部
  • 参加費:<事前申込受付>会員=12,960円(税込) 非会員=23,760円(税込)
                <当日申込受付>会員=15,120円(税込) 非会員=25,920円(税込)
    ※事前申込受付期間は平成29年3月1日(水)~5月19日(金)
    ※懇親会の参加費は別料金となります。6,000円(税込)
  • お申し込み先:東武トップツアーズ(株)岡山支店(担当: 伊奈〔イナ〕・阿部〔アベ〕)
    TEL:086-225-1746 FAX:086-224-1645
    託児室設置(要予約・有料)※お申し込みに関する詳細は東武トップツアーズまで
  • お問い合わせ先:日本精神科看護協会 TEL:03-5796-7033

    ※チラシおよびご案内パンフレットのPDFをダウンロードできます
    ・チラシ
    ・ご案内パンフレット

開催のごあいさつ

一般社団法人 日本精神科看護協会 会長  末安民生

精神科看護が社会に向けて行うべきことを共に考える学術集会に


平成28年は、日本がまた大きな災害に見舞われるなど、心痛む出来事が多い1年でした。
その1つは、熊本と鳥取の地震、台風10号による岩手県などでの集中豪雨など自然災害が相次いだことです。日精看の会員、会員施設の中にも大きな被害を受け、日々の業務や生活に支障を来たす状況が発生しました。日精看では、被災した個人や施設に対して全国の会員の協力を得て、義援金の募集や災害ボランティアの派遣を行いました。ご協力いただきました会員の皆様、ありがとうございました。
そして7月には、社会に大きな衝撃を与えた相模原市の障がい者支援施設の事件が発生しました。この事件を受けて、厚生労働省は「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を発足させ、12月に報告書を発表しました。そのなかでは、検証を通じて明らかになった課題を踏まえた再発防止策が示され、共生社会の実現に向けた障がい者に対する偏見を解消するための方策も盛り込まれました。昨年度から障害者差別解消法が施行されたとはいえ、わが国における精神障がい者への偏見は根強く、即効性のある対策はなく、粘り強い活動が必要となります。しかし、精神障害の方々の回復に向けてがんばる姿を知っている私たちが精神疾患の正しい知識を普及し、精神障がい者の社会参画を後押しすることは、たとえ時間がかかっても偏見の解消につながると信じています。
このように、多くの不安や不確定要素を抱えているのは精神科医療の現場も同じです。医療界全体がそうであるように、精神科領域でも急性期医療の促進は加速しています。精神科救急病棟や精神科急性期治療病棟の増加に伴い、新規入院患者の7割が3ヶ月以内に退院しています。精神科医療の現場で働く看護者も、新たな長期入院患者を生み出さないことを目標にケアを提供しています。その結果、精神疾患は病状の回復に一定期間を要するという特性はあるものの平均在院日数は短縮され、精神科看護の強みでもあった個別ケアの提供が難しい状況が発生しています。このような状況を打破するための方策の1つとして、人員配置の手厚い高機能の精神科病棟の新設が考えられます。
平成30年度には診療報酬が改定されます。それまでに、現場で働く私たちがよりよい精神科看護を実践するための環境について具体的なイメージをもっておかなければなりません。また、だれもが安心して暮らせる社会の実現に向けて、精神障がい者に対する偏見を解消するために活動を続けなければなりません。私たちがもつ精神科看護の専門性を活かしながら、どのような活動を社会に提案していくのか、皆さんと一緒に考える学術集会にしていきたいと考えています。


歓迎のごあいさつ

一般社団法人 日本精神科看護協会 岡山県支部長 藤原 薫

看護の役割を再考する機会に


“晴れの国おかやま”で皆様方の多大なご支援のもと、本学会を開催していただけることに感謝いたします。
日本は超高齢化社会を迎え、医療費の増大や財政的な逼迫により、入院中心の医療から在宅での医療へと大きく転換しています。そこで岡山県においても、各職能団体が地域との連携に向け、さまざまな研修や会議を実施することで顔の見える関係づくりを行っています。精神科医療でも職種を超えた連携が継続的に行われ、スムーズな情報の共有がなされています。岡山県支部は今年52周年を迎えます。平成28年度は認知症看護の研修に一般病院からの参加者も増え、認知症ケア加算2の取得に向けた意識が強いことがわかりました。次年度もニーズに応える教育事業を計画しております。また、「こころの日」の講演会には、教育現場の職員や当事者の方が参加してくださるようになっています。
さて、岡山の地は瀬戸内海に面した景観を有し、日本三大庭園の1つでもある後楽園、岡山城、倉敷美観地区、備中松山城、吉備津神社などの観光地では、文化や芸術を堪能していただけると思います。また、岡山市立図書館が設立100周年を迎えました。昭和20年6月29日の岡山空襲では建物とほとんどの蔵書を失い、苦難のなかで再建を進めてきましたが、160万冊余りの蔵書から復元を試み、これまでに判明した図書をすべて展示しているとのことです。ご興味のある方は足をお運びください。
本学会が看護の役割について再考する機会となり、皆様のこころに残る実りある学術集会になることを祈念し、歓迎のあいさつとさせていただきます。

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