こころの健康を通して、だれもが安心して暮らせる社会をつくります。

開催概要

第49回日本精神科看護学術集会は、熊本県熊本市で開催します。
2016年熊本地震で被害をうけた熊本のシンボル熊本城の復旧工事は現在も続いていますが、場内には「特別見学通路」が設置され、天守閣や復旧中の飯田丸五階櫓などを観覧することができます。
学術集会に参加して、復旧を応援しましょう!皆様のご参加をお待ちしております。


第49回 日本精神科看護学術集会 in 熊本

  • 主題
    大きく変化する社会に対応する精神科看護の人的資源開発
  • 会期
    2024年6月28日(金)~29日(土)
  • 会場
    熊本城ホール(熊本県熊本市)
  • 主催
    一般社団法人日本精神科看護協会

  • 主旨文
     わが国では、障がい者や難病患者等が地域や職場で生きがい・役割を持ち、医療、福祉、雇用等の各分野の支援を受けながら、その人らしく安心して暮らすことができる体制の構築をめざしています。これらを実現するためには、本人の希望に応じた施設や病院からの地域移行、その人らしい居宅生活に向けた支援の充実、福祉や雇用が連携した支援等を推進(厚生労働省, 2023)していく必要があります。それらの実現のために私たち精神科看護職が大きな役割を果たさねばならないことはいうまでもありません。

     近年の精神保健福祉施策を振り返ってみると、平成の終わりから令和にかけては精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みが、そして令和5年には改正精神保健福祉法が施行(一部は令和6年施行)されました。この改正精神保健福祉法では、医療保護入院の入院期間が定められ、地域生活への移行を促進するために地域援助事業者や入院者訪問支援員等との一層の連携が求められるようになりました。

     私たち精神科看護職には、これまで以上に多職種と協働できる人材であることが求められています。精神科看護職とはどのような知識と技術を有し、どのような協働ができる職種なのか、私たちは社会に向けて説明していく必要があります。

     私たち精神科看護職に期待される役割は社会の要請に沿って常に変化しています。対象者の状態像や年齢層の変化、治療法や法・制度の変化、医療・福祉ビジネスの経営環境の変化、そして対象者と看護職の関係性の変化等、全てが私たちに変化を求めています。急速に変化していく 社会において、これからの精神科看護職とはどのようなものであるべきなのでしょうか。そして、そのような精神科看護職をどのように育成していけばよいのでしょうか。今回の学術集会では大きく変化する社会に対応できうる、精神科看護の人的資源開発について、多様な視点から考えてみたいと思います。

  • プログラム概要
    2024/6/28(金)
    (午前)
     ●基調講演
     ●式典
    (午後)
     ●精神科看護CONGRESS
     ●共催セミナー
     ●支部推薦論文発表
     ●一般演題A・B発表

    2024/6/29(土)
    (午前)
     ●精神科看護CONGRESS
     ●支部推薦論文発表
     ●一般演題A・B発表
    (午後)
     ●シンポジウム
     ●共催セミナー
     ●支部推薦論文発表
     ●一般演題A・B発表

    ※プログラムの内容や時間などは予告なく変更することがあります
  • 参加費やお申し込みなどについては後日ご案内します
  • 取材について
    日本精神科看護学術集会 取材要領(PDF)
    第49回日本精神科看護学術集会 取材申込書(Word)
  •  

     

    歓迎のご挨拶


    一般社団法人日本精神科看護協会
    熊本県支部 支部長 北川 文浩

     第49回日本精神科看護学術集会が熊本県で開催されるにあたり、支部を代表してご挨拶を申し上げます。本大会は、2024年6月28日(金)~29日(土)、2日間の日程で熊本市中心エリアにある熊本城ホールにて開催されます。
     昨今の精神科医療・看護に求められる社会のニーズは高まるばかりです。倫理的な課題への対応も含め、人材育成による現場でのサービスの質の向上を追求しなければなりません。当然のことながら精神保健福祉法の改正への対応も求められます。障がい者が地域で生きがいや役割を持ち暮らすことができる体制の構築には、そこに関わる看護職のレベルアップが欠かせません。今大会は、その主旨である期待される役割を果たせる人材をどのように確保し育成するかという大きな課題に向き合い、議論するよい機会になるだろうと考えています。
     昨年、新型コロナの感染症分類が見直され、その直後に開催された北海道での学術集会には、私も次回開催地の役員としての見学も兼ねて参加させていただきました。北海道支部の方々の大会を盛り上げるための取り組みや、全国各地から集まった参加者へのおもてなしの精神など、熱い思いが感じられる素晴らしい大会でした。
     熊本県支部では初めての全国学術集会の開催となります。支部一丸となって全国の皆様をお迎えできるよう準備を進めてまいります。熊本県は阿蘇や天草に代表される魅力的な観光地が県内一円に点在しており,学術集会の会場からは、県民の誇りでもある熊本城がご覧いただけます。また馬刺しやからしレンコンに代表される郷土料理など美味しいものも多く,名水の地としても知られおり、最近では半導体産業の一大集積地としても成長しつつあります。加えて地方都市ではありますが航空機、新幹線など公共交通機関を利用した交通アクセスも良好です。
     ぜひたくさんの方にご来場いただき、実りの多い大会となるようご支援をお願いして、歓迎のご挨拶させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

    一般社団法人日本精神科看護協会 熊本県支部 支部長 北川 文浩

 
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